「はだしのゲン」閲覧制限は否決

こんにちは区議会議員の有馬豊です。

昨日の教育委員会で、これまで通り、漫画「はだしのゲン」を学校図書館などで子どもたちが自由に読書できることとなりました。

この間、「はだしのゲン」の閲覧をめぐって教育委員会に陳情が多数出されていました。これらは、大きく分けて2つの趣旨であり、最初に、「はだしのゲン」を有害図書と決めつけ教育現場から撤去しろというものが出され、それらに対して間をおかず、学校図書館などで「はだしのゲン」など、学校が選んだ図書を子どもたちが自由に閲覧・読書できるように保障してほしいというものが出されました。

教育委員会では、これまで陳情の読み上げがされ、委員から資料請求がされていましたが、昨日の教育委員会でどちらの陳情も否決という結果が出たものです。

もともとこの問題は、島根県松江市の教育委員会での閲覧制限に端を発し、メディアでも大きく取り上げられ、社会問題化したものです。

当時松江市民だった男性が、「はだしのゲン」を閲覧制限するよう要請したのに対して、 松江市教育委員会では、作品の完成度は高く、図書館に置くことは問題ないと判断。市議会でも「議会が置く置かないの判断をすべき問題ではない」と全会一致で陳情は不採択となっていました。ところが、教育委員会事務局が、1議員の意見だけをとらえ、閲覧制限する対応を校長会で要請し、制限をかけたというものです。市教委が、学校図書に閲覧制限をするということは、民主主義を破壊する行為であり許されないと日本中の大きな世論を巻き起こしました。市教委はその後、陳謝し、学校の自主性を尊重し、閲覧制限は撤回されたというのが経過です。

 

学校図書館などにどういう本を置くのかは、あくまで各学校の自主性に任せるべきものです。もちろん行政や議会が関与すべきことではありません。

松江市で「はだしのゲン」を撤去してほしいと主張した人物は、市教委に3度押し掛け、執拗に大声で恫喝を交えながら話し、その様子をネットで配信しました。それを見た一部の人から、市教委に罵倒、嫌がらせ、誹謗中傷、恫喝まがいの電話や抗議メールが送られ、精神的な苦痛を受け、恐怖心を抱いて仕事せざるを得ない状況があったということです。

本日、島田区議がこの問題を一般質問で取り上げ、練馬区がいかなる圧力に屈することなく、子どもたちがこれまで通り自由に本を選び、読書できる環境を保証するよう求めました。

すべての陳情が不採択という結論が出ましたが、これは行政が関与すべき問題ではないという立場から見れば、妥当なものであると考えます。これまで通り、各学校の自主性に任せ、自由に閲覧できるわけすから、事実上、住民の勝利ということが言えるのではないでしょうか。




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